ホラー小説 / お見舞い その1

■悪夢は突然に       「卓也! 卓也! お父さんだぞ! ほら、しっかりしろ!」      息子の卓也は私の呼びかけに対し、なんの反応も見せずただガラガラと慌ただしく地面を蹴り回る担架に乗せられていた。      い … 続きを読む ホラー小説 / お見舞い その1